交通事故紛争処理センターに関するQ&A
交通事故紛争処理センターとはなんですか?
交通事故紛争処理センターは、交通事故の被害者と加害者側の保険会社の賠償等の紛争について、裁判によらない解決方法(ADR)を提供してくれる第三者機関です。
交通事故の損害賠償においては、はじめて、またはそれに近い交通事故の被害者と専門の仕事として行っている加害者側の保険会社の担当者とで、交渉能力にどうしても格差が生じています。
交通事故紛争処理センターは、第三者の立場から、適切な賠償案のあっせんなどをしてくれる機関となります。
交通事故紛争処理センターを利用するメリットはありますか?
交通事故紛争処理センターを利用することのメリットとしては、裁判とは異なり、厳密な立証がなくとも適切な賠償案を提案してくれるので、被害者個人でも使いやすいことが挙げられます。
保険会社から提示された賠償金額と被害者の主張を伝え、期日調整のうえ、第三者の専門委員に判断してもらう形をとります。
また、交通事故事件で裁判をするとなると通常半年以上の期間がかかりますが、交通事故紛争処理センターを利用するとより早期に、おおむね3か月程度で解決する件も多くあります。
そのため、早期に解決を求める手段としても利用をするメリットがあります。
交通事故紛争処理センターに関する注意点はありますか?
交通事故紛争処理センターを利用するうえで注意しなければならないのは、取り扱いをしているのが自賠責保険に加入している車やバイクの事故であり、自転車等にぶつけられた事故は基本的に対象外となる点です。
受付で、取り扱いが可能な交通事故であるかについてはよく確認する必要があるでしょう。
また、第三者として適正な判断をしてくれる機関ではあるものの、完全に被害者の立場に立って保険会社を説得してくれる機関ではないので、被害者側の主張を専門家からしてほしい場合には、自分で弁護士を委任することを考えなければなりません。
交通事故紛争処理センターを利用すべきかどうかお悩みの方は弁護士法人心まで一度ご相談ください。
交通事故紛争処理センターを利用することで解決する問題なのか、弁護士に依頼していただいた方が適切な件なのかについてアドバイスをさせていただきます。
Q&A(トップ)へ 紹介がなくても,弁護士に依頼できますか?


















